「完全失踪マニュアル」のまとめ!楽に生きるための処方箋

1994年に太田出版「完全失踪マニュアル」という本が発売されました。作者は樫村政則さんでプロフィールには「元・探偵」と書かれています。

この頃は「完全自殺マニュアル」が発売されてベストセラーになると同時に、ものすごい勢いでバッシングされた時代です。その流れで「楽に生きるために覚えておきたい知識だけれど、あまり推奨されない本」がいくつか発売されました。

完全自殺マニュアルの作者である鶴見済さんが書いた「人格改造マニュアル」もそうですし、この「完全失踪マニュアル」もそうです。

失踪がどう楽に生きることに繋がるのかというと、失踪することであらゆる悩みがなくなるからです。面倒くさい人間関係、家族との確執、仕事のいざこざなどなど。それらを一度すべてリセットして新しく一から始めるために、失踪をするのです。

二度と帰らないにせよ、数か月失踪するにせよ、今までのしがらみを断ち切れうというのは気分のいいものです。

私も含めて苦しんでいる人たちが楽に生きられるように、この本の要点をまとめていこうと思います。





書置きを残しておく

イメージするのは「探さないでください」と書かれた書置きですが、実際に探さないでくださいと書いてはいけません。
なぜ書置きが大事かというと、何も知らせずに失踪した場合、家族が警察に知らせて警察沙汰になってしまうからです。警察は行方不明者を探すために公開捜査をすることになり、全国に顔と名前が知れ渡ってしまいます。

ところが、きちんと書置きを残しておくことでこの公開捜査を回避することができます。警察に行方不明届けを出されても、自分の意思で失踪したことが明らかの場合は捜索活動は行われません。警察に失踪者のデータが登録されるだけで済みます。

さて、どのような書置きをすればいいのか見ていきましょう。

1.自分の意思で失踪することを明確にしておく

2.必ず帰ってくると宣言する

3.日付と名前を直筆で書く

この三点を満たせば大丈夫です。

気分的に「さようなら」とか「探さないでください」と書きたくなってしまうだろうけれど、それはNGですので注意しましょう。

 

警察はどうやって回避する?

まず、上に書いてあるとおりきちんと書置きを残しておけば、大規模に捜査されることは避けられます。あとは職務質問に注意です。職務質問の7割は夜中に行われるので、日が沈んだら出歩かないようにするだけでもだいぶ効果はあります。

あとはその土地のお土産の紙袋を持っているとか、住宅街を歩く時はコンビニのビニール袋を持つなどでカモフラージュすれば怪しい人には思われません。堂々としているのは基本ですね。

警察ではありませんが、ホテルのフロントマンにも注意が必要です。

予約なしで突然やってくる一人客や、名簿記入の時にボールペンが一瞬止まる客、人の顔を見ない客、部屋に閉じこもったまま外出しない客は不審な客として目を付けられます。

怪しいと思われてしまったら従業員の部屋近くの部屋を案内されることとなり、チェック体制が敷かれることもあるそうです。

持ち物は何を持っていけばいい?

・5~6着程度の下着、着替え

・保険証(コピーでもいい)

・簡単な洗面用具

・身分証明書

・現金

保険証は突然病気になったときに使います。失踪の途中で体調が悪くなって救急車で・・・ということもありますから、病気は失踪において重要なファクターです。

保険証を使うとどこで使われたかデータが記録されてしまうため、使ったあとは速やかに別の地域に移動することが重要となります。

身分証を何に使うのかと言いますと、働く場合の身分証明書です。失踪には当然お金がかかりますので、多めのお金を持っていくか失踪先で稼ぐかの二択になります。

失踪先で稼ぐ場合は、住む場所をどうしよう問題も同時に解決できる住み込みがオススメです。

 

他人になりすます

普通に生きていれば身分証明書が必要な場面が数多く出てきます。その時、素直に本名の身分証明を使ってしまったらすぐに居場所がばれてしまいます。数か月の失踪ならば必要はありませんが、年単位となると、身分が必要になってきます。

どうすればいいのか。

それは他人になりすますことです。

そんな簡単に他人になりすますなんてできるはずがないと思いがちですが、住民票や健康保険証や印鑑などは顔写真がありません。自分と似ているデータの人物になりすませば、市役所は確認する術がありません。

では、なりすます時のポイントについて。

・性別が同じであること

・同じくらいの年齢に見えること

・ターゲットの氏名、住所、電話番号、生年月日が入手できること

・社会健康保険ではなく国民健康保険を利用していること

・一人暮らしをしていること

・運転免許証を持っていないこと

・自分と関係ない人物であること

なお、これらは私文書偽造などの犯罪になるため、相当の覚悟が必要となります。もっとも、ここまで本格的に失踪しようとしている人はすでに覚悟があるのでしょうけど。

 

注意点

・アドレス帳の類は残してはいけません。今ではインターネットでの交友関係も知られてはいけません。

・親が知らないネットワークを駆使して失踪しましょう。

・クレジットカードは使わない

・もしも失踪がばれてしまったときのために、再失踪の準備をしておく

 

終わりに

以上が完全失踪マニュアルの要点のまとめとなります。すでに絶版となっている本ですが、amazonマーケットプレイスなどを使えばたやすく入手することができます。

ただし、1994年の本ですので、古くなっている記述もあります。例えば、地図を持っていくという記載があるのですが、最近はスマホを使うので地図はないでしょう。

面白い本ですのでネットが発達した現代での失踪はどうするべきか書いてもらいたいですね。