現役ニートが考える仕事をやめた方がいい2つの理由

「会社をやめると履歴書に傷がつくからやめたほうがいい」「会社に一度入ったらイヤでも3年間は勤めろ」

こういった話を聞いたことがある人がほとんどではないでしょうか。ニートをしている私ですら聞いたことがあります。親の世代から受け継がれてきた考えのようで、今も根強く残っています。

しかし、本当に会社をやめてはいけないのでしょうか。私はそんなことはないと思います。むしろ逆で、仕事は積極的にやめたほうがいいのではないかとも思います。






なんのために3年勤めた方がいいの?

「一度入ったら会社は3年間は勤めた方がいい」なぜ3年なんでしょうね。2年でもないし5年でもない。人によって考え方は様々なのが当たり前なのに、みんな一様に3年と口をそろえて言います。これ、不思議じゃないですか。

私が耳にした「3年間は勤めた方がいい」根拠は、2つあります。

1.3年間は勤めれば履歴書に書いても大丈夫

2.3年間くらい勤めればそれなりのスキルが身につく

なるほど。わかりやすい根拠だと思います。確かに3年も勤めれば立派な職歴になり、それなりのスキルが身についていると転職先でも思われることになり、転職に有利になります。

しかし、ちょっと待ってください。メリットがあるのは事実でしょうが、それ以上に大きなデメリットがありませんか。得るものよりも失うものの方が大きいのではないでしょうか。

「3年間は勤めろ」と言われるのは大体若い人たちだと思います。20代が多数で、10代や30代もそれなりにいるでしょう。どちらにしても若い人たちです。

当たり前ですが、若い人たちはいつまでも若いわけではありません・30代後半くらいになるともはや若手とは扱われなくなります。ですから、20歳で就職したとして、「若い」と言われるのは15年だけです。

その15年のうち3年を無駄にするのは痛手ではないでしょうか。言われているとおり3年勤めてそれからやめると若手扱いされる年数の5分の1を失うことになります。たった5分の1と思うか、それとも5分の1もと思うかはそれぞれでしょうけどね。

どちらにしろ、30代後半になるまでには、ずっと勤め上げる会社を見つけておきたいです。年を取ってからの転職は「年上の後輩」という扱いづらい立場になるため、早いうちにここだという会社を見つけておきたいところです。

イヤだと思ったらさっさと転職すれば時間のロストを最小限にしたまま次の会社選びをすることができます。そのうえ、いやだなあと思いながら勤める苦しい時間もなくなります。

3年勤めればスキルが身につくというのもよくわかりません。転職した先でもスキルは覚えられるでしょうし、わざわざ好きではない会社で学ぶ必要はないはずです。ロストするのは次の会社を見つけるまでの転職活動の時間ですが、そんなに長くはならないでしょう。

スキルを身につけるという観点で言うなら、大企業よりも小さな会社の方が向いています。小さな会社だと色んなことを任されますし、「教えてる暇ないからやりながら覚えて」なんて強引な教育もあるでしょう。

小さな会社ならばたくさんの実務経験を得ることができますし、早いうちから責任のある立場に就かされて一皮むけることだってできます。

スキルを得るためには3年勤めるとかそういったことはまったく関係なく、大企業か小さな会社かが重要なのではないでしょうか。

 

ブラック企業を潰せ!

労働者から搾取を続けるブラック企業。いつまで経ってもなくなりません。定期的に誰々が過労死したというニュースが流れますし、友人知人からブラックな話を聞くこともあるでしょう。

さて、ブラック企業はなぜ存在できるのだと思いますか?汚いことをして利益を上げているからでしょうか。労働基準監督署が動いてくれないからでしょうか。

どちらもあるでしょう。しかし私は労働者がやめないからだと思います。

世の中には自然淘汰という法則があります。悪いものが消えて、よいものが残るという考えです。この法則によるとブラック企業はすぐにつぶれるはずなのですが、なぜずっと存続しているのか。

もしもみんなが気楽に会社をやめられる場合、ブラック企業で働く人は減り、条件のいい会社に人が集まります。完全にゼロにはならないでしょうか、人手不足に悩まされるくらいにはなるはずです。

ところが、冒頭に書いたような「3年は勤めろ」とか「できる限り会社はやめるな」と言った言葉で脅しをかけ、労働者がやめないように仕向けます。そうなると得をするのは人材を逃したくない会社側です。「3年は勤めろ」といったメッセージは会社側が作ったものだと思います。

今の時代はブラック企業が多いのですが、入ってみないとわかりません。入ってダメだったらさっさとやめるくらいのフットワークをみんなが持っていたら、ブラック企業は人手不足に悩まされ、労働条件の改善をすることになります。

そうなるとブラック企業が世の中から減っていく。経営者側にとっては痛手ですが、大多数の労働者にとってはとてもいい話ですね。

 

終わりに

「生活」を人質に取られ、ブラック企業をやめられない人がいます。日本人は幼い頃から「我慢」が美徳だと教えられて育ったため、労働条件が悪くても我慢したほうがいいと考えがちです。

ですが、それは本当にそうなのでしょうか。我慢した結果、体を壊したりうつ病になったりしたら最悪です。ほどほどの我慢は必要だと思いますが、我慢しすぎてる人が多いと感じます。

何十年という長い期間を過ごす会社のことくらい、わがままになってもいいのではないでしょうか。定年になるまでずっと我慢し続けるなんて地獄のような苦しみです。そうしてみんなが我慢をやめれば、上に書いたようにブラック企業が減ると考えています。

だいぶ理想論が混じっているという自覚はありますが、私はこう考えています。