医者は必要ない!禁煙成功者が教える絶対禁煙成功するやり方
タバコを取り巻く環境はどんどん厳しくなっていきます。
値段は一気に値上げされてお財布を圧迫し、喫煙所はどこもかしこも撤去されてゆっくり吸うことすらできない。マナーを守って吸っていても煙たがられる……。
私は一日一箱程度のスモーカーでしたが、主に金銭的な理由により禁煙を決意しました。
その結果、すんなり禁煙することができ、今では一本も吸わない生活になっています。なんであんなに熱中して吸っていたんだろう?と過去の自分が理解できない状態です。
タバコは依存性が強く、一説によると覚せい剤よりも依存性が高いそうです。ですのでやめるのはそんなにカンタンではありませんが、私が禁煙成功したやり方を書こうと思います。
ひたすら寝る!とにかく寝る!
禁煙するための最適なやり方は、睡眠をうまく使うことではないかと感じました。寝ている時はタバコを吸いたいとまったく思わず、平気で8時間といった長い時間が経過しています。
もっとも起きたときは吸いたい欲に襲われることになるのですが、寝ている間は何も感じません。タバコが吸いたいせいで目が覚めたという話は聞いたことがないですしね。
しかし、寝ている時であっても体からどんどんニコチンがなくなっていきます。禁煙をする場合、一週間は吸わないでいる必要がありますが、寝ていても起きていても一週間は一週間です。そこに違いはありません。
ですので、理屈としては延々と寝て一週間ほど経過させてしまえば禁断症状に苦しめられることもなく禁煙成功できるわけです。
幸い(?)にして当時の私は睡眠障害に悩まされて精神科から睡眠薬を処方されていました。それでも24時間寝続けるというのはムリなのですが、睡眠時間を普段より長くすることはできました。
ゴールデンウィークや年末といった時期を利用してできるだけ休みを取り、可能な限り寝続ける。私の体験からするとこれが一番楽な禁煙方法ではないかと思います。
電子タバコやニコチンパッチ、フリスクなどを用意したのですが、あんまり使わなかったです。どれも気休め程度の効果しかないんですよね。ほんの少し楽になったような気がするけど気のせいかもしれないくらいの効果しか感じられなかったです。
チャンピックスといった禁煙外来で処方される薬については服用しなかったのでよくわかりません。逆に言うと、禁煙外来に行くことなく禁煙成功したことになります。
禁煙のコツはひたすら寝ること!
気合や根性といった精神論が一番効いた
上にも書いた通り、電子タバコやニコチンパッチやフリスクを使って禁煙をしようと試みてました。あらかじめニコチンパッチを貼っておき、タバコを吸いたくなったら電子タバコやフリスクで口寂しさをまぎらわす……。
でもね、あんまり効果がなかったです。対して楽にはならなかった。他にも火をつけてないタバコを吸ったり吐いたりもしてみましたが、これも特に効果は感じられませんでした。
では、禁煙するためには何が必要か。すごくマッチョで体育会系な考え方なのですが、気合と根性でした。
禁断症状に負けそうになって吸いたくなった時、「ド根性ーーーーーッ!」と叫ぶのが一番いいです。大声で叫ぶことによって体に気合がみなぎってきます。
文明が進化し、科学に支配された世の中において精神論かよ!と言われそうなのですが、これが一番効いたんですよね。アントニオ猪木のビンタによって気合注入される人の動画を見て、自分が気合を入れられてると思いこんだり。今思うと何やってんのって感じですけどね。
禁断症状に負けそうになったら「気合だッ!」とか叫ぶ。これが一番です。
禁煙するのも自分、吸いたくなるのも自分
人間というのは矛盾した存在です。だらけていたい、堕落したいとなまけたがるのも自分ですし、それはいけないきちんと活動しなくてはと奮起するのも自分自身です。
矛盾する二つの感情が同時に存在するんです。その二つの考えがぶつかりあって火花を散らして苦しくなってしまう。
なんでこんなめんどくさい生き物なのか。それはおそらく、理性と感情が別々に存在しているからではないかと思います。
だらけたい・なまけたいという感情。それに対してちゃんと働かなくてはいけないという理性が存在する。
同じように、タバコを吸いたいという感情と同時に、禁煙を成功させなくちゃいけないと考える理性も存在します。
禁煙とは、感情と理性の戦いなのです。
この場合、理性に勝ってほしいわけですから理性を応援するといいです。現代では感情に流されてしまうのははずかしいことであるという価値観が主流ですから、サッカーの試合を応援する時のように「感情負けろ!理性くん頑張って勝って!」と応援するわけです。
ほんとになにやってんのという感じなんですが、私はこう考えることで禁煙成功しました。
自分自身の特徴を知ることが大事
大抵の場合、禁煙するときはタバコや灰皿を手元に置かないようにするものだと思います。目に入るところに置いてしまうと吸いたい欲が刺激されて苦しくなってしまうからね。
私も最初はそのやり方で禁煙しようとしてたんです。でもね、ダメでした。失敗しちゃいました。
それで今度は煙草も灰皿も目に見えるところで再度禁煙したんです。それにより成功することができました。
どうやら私は逃げ道がある状態の方が安心し、力を出せる性格のようです。
自分を追い詰めて逃げ道がない状態に持って行ったほうが力が出せるという人もいるでしょう。でも私はそういうタイプじゃなかった。逃げ道があることによって安心し、地に足がついているような感覚を取り戻せました。
少数派だとは思うのですが、こういう禁煙のやり方もあるよと書いておきます。
余談
禁煙のための本としてベストセラーになった禁煙セラピー。とてもいいことが書いてあるし、禁断症状に負けそうな時はこれを読むと気合が入るのではないでしょうか。
しかし、作者のアレン・カーは肺がんにより死去しました。タバコを吸い過ぎたそうです。