どうしてうつ病の人に「頑張れ」って言っちゃいけないの?

 

頑張った結果、うつ病になったからです。

 

ケース1

例えば、仕事。

性格の悪い上司に悩まされて転職を考えるけれど、親に相談してみると「まずは三年勤めてみろ」との言葉。

一日一緒に過ごすだけで憂欝なのに、3年間週5日顔を合わせないといけないなんて地獄ですよね。

そうして、三年間頑張ろうとした結果、一年ちょっと経ったくらいで体調が悪くなり、病院に言ったら「うつ病です」との診断。

このケースだと、相性の合わない人間とはさっさと見切りをつけて転職すべきなのです。逃げるというとイメージが悪いですが、別の道を選ぶだけです。上司との関係を「頑張りすぎた」ためにうつ病になったのです。

昔から言われる「三年は勤めてみる」という言葉には何の根拠もありません。

 

ケース2

あるいは、家庭。

結婚した当時は優しかったし、思いやりもあった。この人となら幸せな家庭を築くことができると確信して結婚したものの、結婚してしばらく経ったらモラハラ夫になってしまった。

家事も育児も妻任せ。夫に抗議しても「俺は仕事で忙しいんだよ」と取り合ってくれません。離婚をしようにも、子どものためを思うと離婚しづらい。片親になったら学校でいじめられるかもしれない・・・。

そうしてこのケースだと「生活を頑張りすぎたため」うつ病になってしまいました。

 

世の中には頑張りすぎないといけないことがいっぱい

幼稚園からうつ病になるケースはあまり聞きませんが、小学校からは子供のうつ病が問題視されています。

人間関係、勉強についていけない、先生との相性、いじめなどの学校での困りごとのほかに、兄弟姉妹との相性、親がすぐ怒る、貧乏でゲーム機を買ってもらえないなど。

子どもの世界ですらこんなですから、大人の世界はもっと厳しいです。

ストレス源になるようなことからはさっさと逃げてしまえばいいのですが、真面目な人はそれができません。「自分のガマンが足りないんだ」と思いがちで、耐える決断をしがちです。

風船に空気を入れ過ぎると爆発するように、人間にストレスを与えすぎると精神的に壊れてしまいます。それがうつ病です。

だから、うつ病にならないようにするには「頑張らずに適度に手を抜いていい加減にやろう」と生真面目さを捨てることです。

うつ病になりそうな人は「いい加減」「適当」を座右の銘にするといいんじゃないでしょうか。

頑張ることは大事ですが、頑張りすぎるのは毒です。