森薫「不登校・ニートひきこもりの家族に贈る気持ちを切り替える力(レジリエンス)」

もう自分を責めないで!
頑張っている自分をほめてあげよう!
もっと抱きしめてあげよう!

不登校、ニート、ひきこもりなどの我が子の苦戦をはじめ、職場での人間関係、親の介護など、
様々な場面でネガティブな気持ちへの扉が開いています。
努力が認められ難く、余裕のない時代だからこそ自分をほめ、抱きしめ、労わり、
人生を明るく捉える“切り替える力(レジリエンス)”が必要です。
本書では、うつうつとした“うつ的気分”を明るく前向きな気分へと切り替える具体的な方法をイラスト付きでわかりやすく紹介します。

著者は不登校やひきこもりで悩む家族の支援を長年続けてきた、家族支援カウンセラーの森薫。
経験から生み出された解決型カウンセリングで苦戦する家族の悩みに寄り沿ってきました。

森薫は「家族の苦戦の解決には母親(中心となる人)の笑顔が必ず必要」と話します。
まずは母親自身が、自分を抱きしめ、労わり、人生を明るく捉える“切り替える力(レジリエンス)を身につけ、
自分をまるごと愛するような“楽”な気持ちを手に入れましょう。
構成は「言葉」「気持ち」「行動」の3章からなっており、そのため、
自分自身に少しづつ向き合うことができます。
この本を読めば自分をまるごと肯定し、周囲の人を笑顔にする力が沸いてきます。

第1章「言葉を切り替える(レジリエンスの基本編)」では、日常にひそむ、うつを呼び起こす「言葉」について、
不幸を招く言葉ではなく、幸せを呼び込む言葉の使い方を8つの項目で解説しています。
切り替える力の基本となる章です。

第2章「気持ちを切り替える(レジリエンスの中級編)」では、自分の気持ちの変化に焦点をあてて切り替える力を磨いていきます。
自己肯定感の高め方、ストレスに気持ちを向けない方法など具体的な気持ちとの向き合い方を解説しています。

第3章「行動を切り替える(レジリエンスの実践編)」では、毎日ほんの少し意識すれば実践できる“行動の切り替え”方法を紹介。
自分に合った気分の切り替え方法を見つけることができます。

p7
日本財団の調査では、昨年一年間の自殺未遂者53万人、自殺を考えた人は成人の4人に1人とも言われているのです。また、50万人を超える人が、うつ病により休職しています。そこまでいかなくても、うつ的気分や抑うつ状態で苦しんででいる人はその何倍もいることが推測されるのです。

自殺者は3万人だと知られていますが、自殺未遂のデータは初めてみました。

p36
1 相手を責めたり、批判したりしないこと
2 今、ここにある感情をあるがままの大きさで伝えること
3 「私は今」と最初につけること

つい相手を責める言葉を言ってしまいがちですが、そこをぐっとこらえて、自分の心の中のシンプルな気持ちをそのまま言葉にしてください。「私は今」をつけるだけで、自分の心に向き合いやすくなります。

自分は悲しいとか応援しているとか、気持ちを伝えることが重要とのこと。

p47
あ……ありがとう
し……しあわせ
た……楽しい
あ……愛している
お……おかげさま
う……嬉しい
よ……良かった
(略)
最初は無反応な子どもたちですがお母さんが繰り出す”あしたあおうよ”の暖かさに触れるうちに、糖度のように固く閉ざされていた心が少しずつ溶け出していきます。「もう、無理をして頑張らなくてもいいんだ」「あるがままの自分を受け止めてもらえそうだ」と思えたとき、子どもはひきこもりの部屋から抜け出して、びっくりするような変化を見せ始めるのです。

ひきこもりニートの子どもを「早く働け」と追い立てるのではなく、北風と太陽のいう太陽のようなスタンスで接するといいとのことです。

p102
不安にかられ気持ちが不安定になると、肺呼吸が中心となって、呼吸は早くて浅い物になります。そのため、新鮮な酸素の取り込みが少なくなり、疲れやすくなるのです。
それを防ぐには、呼吸を整える調息を取り入れて、呼吸法の切り替えをはかる必要があります。気功の世界での調息とは、腹式呼吸で呼吸を安定させ、気持ちの安定をはかることと最近、気功教室に通う妻より教えてもらいました。

深呼吸をすると気持ちが落ち着くとよく言いますね。もう少し呼吸を意識しながら生きてみてもいいのかもしれません。

p111
体温の低い人はうつになりやすいと言われています。わが国でも気温の低い東北地方の秋田・青森・山形は自殺率が高いことで知られています。
気温が低い地域は、当然体も冷えますし、特に冬場のどんよりと雲が垂れこめた天気では、晴れ晴れとした気分にはなれないでしょう。体温が1度下がると、免疫力は30%低下するといわれています。

心の調子が悪いのは自分のせいなどではなく、単純に気温が低いから。責任を自分以外のものになすりつけられればラクになるでしょう。


ひきこもりニートの親ではないのですが読んでみました。つらい現実とどうやって向き合うかが書いてあって、あんまりひきこもりニートとは関係ないかな?と思いました。でも優しい言葉で綴られてあっていい本です。

スポンサーリンク







スポンサーリンク