菅原洋平「脳内整理ですべてうまくいく!」

仕事がはかどらない、イライラする、疲れる……、これらはすべて脳の容量オーバーのサイン。
後でやる仕事を付箋に書いてパソコン画面に貼っておく、ベッドの上でスマホをチェックなど、無意識にやっている行為が脳エネの無駄づかいにつながり、肝心なことに注ぐエネルギーをなくしてしまうことになる。
この本では、脳の“空き容量”を作るために、脳の仕事を減らし、省エネできる方法を具体的に解説。
医療現場で実証されたスキルの実践で、脳が気持ちよく働き出す!

p43
私たちは自分の脳が容量オーバーになっていることを、頭の働きとは別のことで気付きます。それはイライラです。カッと衝動的になったり、イラっとするなどの感情反応が無駄に多い時は、脳が容量オーバーになっているサインです。逆に、脳の省エネがうまくできているときには、感情は乱れません。

イライラしてしまうのはカルシウムが足りないのではなくて、脳がキャパシティを越えている警告なのかもしれません。

p58
脳には、網膜から光が入るとその16時間後に眠くなる仕組みがあります。「早寝早起き」と言われると就寝時間をそろえようとしてしまいますが、これは間違いです。正しくは、起床時間をそろえなければなりません。

休みの日は遅くまで寝ている人は多いでしょうけど、これはあんまりよくないとのこと。

p71
脳にとっては、自分から目を向けてみた情報と、視界に入って来たり視界の中で動いた物を見た情報では、使われるエネルギーが大きく異なります。これは、動物に例えるとわかりやすいかもしれません。草食動物が餌をさがしているときには、自分から目を向けて情報を得る、能動視覚が使われています。しかし、視界に肉食動物が入ると、そちらに目を奪われる受動視覚が発動します。

ピントを合わせて見る情報の方が脳のエネルギーを使うそうです。

p115
脳は見た人を真似る
手をたたいて笑うのは40歳以下の年代で見られる行為で、それより上の世代の人は笑っているときに手をたたくことはしません。これはテレビで芸人さんが場を盛り上げるために笑う時に手をたたくようにしたことがもとになり、お笑い番組の視聴者層の若い人たちに見られる行為です。

ミラーニューロンという相手を真似する働きを持った脳部位があり、それの影響で見ている人を無意識に真似てしまうとのこと。

p126
脳のエネルギー系統は、よく自動車に例えられます。若いころはガソリン自動車で馬力があるけど燃費が悪い。40歳以降は電気自動車で馬力はかなわないけど燃費がよく走り続けられる。

年を取ると徹夜ができなくなったという人も結構いるのではないでしょうか。それはエネルギーの使い方が違うからだそうです。

p193
脳は思考と感覚が押し合うので、五感を研ぎ澄ますことが大事なわけですが、その感覚を鈍くさせるのが「期待感」です。感情を刺激する五感を得ようとする良いr、毎日の生活で変わらずにいられる五感をアンカーアクティビティとして大事にすることを考えましょう。

期待感があると感覚を鈍くさせるというのは初耳ですね。ギャンブルなどは期待感の塊ですから、依存症と関係あるのかも。


脳科学の本はいろいろ出ていますが、この本は実用的な脳の使い方を紹介する本です。文体も平易で読みやすいです。

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